(139)流れ星と遊んだころ

流れ星と遊んだころ

流れ星と遊んだころ

43歳、初秋。職業・芸能マネージャー。人生なんてもうどうでもいい、と思っていた。ある夜、ナイフの眼を持つ男と出逢った―「この男をスターにしてみせる」男たちの最後の夢を賭けたドラマがいま始まる

なにげに表紙がエロス。ミステリではないけど仕掛けあり。これミステリじゃないのかなぁと思いながら読んでたので中盤で見事に騙された。一応ジャンルとしては恋愛小説とはなるとは思うのでミステリを期待して読むと肩透かし感があるかも。自分ですけど。とはいえ仕掛けも含め連城作品らしいとこが随所に散りばめられている。個人的には求婚された登場人物の女性が左手薬指以外の9本の指に指輪を付けたという流れや描写は好き。