(114-120)ゴーストハント1〜7

ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)

ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)

ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)

ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)

普通の女子高校生・谷山麻衣が、ナルシスト美少年の渋谷一也(ナル)をはじめ、変人揃いの霊能者たちと怪事件に挑むシリーズ。少女小説家としてデビューした小野不由美出世作である。当時のティーンズハート文庫は、「主人公の一人称で書かなければならない」「主人公は普通の女の子でなければならない」「恋愛小説でなければならない」という暗黙の了解があったが、小野不由美はそのハンデを逆手に取り、三人称では書くことのできないミステリを、ホラーをベースに描き出した。続編では文章が三人称に変化している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%9C%8A%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

屍鬼」を読む前の準備として小野作品をとりあえず読んでみたのだけど、うーむ。トリックとか展開はティーンズ向けにしてはしっかりしていると思うけど、会話劇のセンスが非常に80年〜90年代の少女漫画テイスト過ぎて読んでて辛いときがある。相槌が「うみゅ」とか。同じ80〜90年代の小説を読んでてもそんなことは無いのだけど、ライトノベルは会話劇がメインだから良くも悪くもより時代性を反映させるのかもしれない。とりわけ1巻はそれが強いので合わないとキツイかもしれない。ただシリーズ物の良さというか巻を読み進めるごとにキャラクターに愛着が出てきて何だかんだで徐々に面白くなり、特に最終巻は1巻からの複線をほぼ回収しているので読んでて良かったと思った。