(029)1973年のピンボール

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

羊をめぐる冒険」の流れで再読。今回読んだほうが圧倒的に面白かった。初期作品の淡白な感じが一番好みかもしれない。中期以降は性描写が多くて良く悪くもそこに集中してしまうところもあり、文章そのもののテンポ感が楽しめないことが多い気がする。当時は三部作とか知らなかったので別々に読んでたけど三部作として一気に読んだほうが絶対良い。「風の歌を聴け」も久々に読み返してみようかと思ってるけど近所の図書館に無いので考え中。
ちなみに近所の図書館には「羊をめぐる冒険」と「ダンス・ダンス・ダンス」と「世界の〜」は下巻しか存在しない。これってやっぱり盗まれてるんだろうか。変に下巻だけ残されると徒労なんだが。