(018)MISSING

MISSING (双葉文庫)

MISSING (双葉文庫)

この作者の作品は読んだことがないのだけど、書棚で気になったので借りて読んでみた。「MOMENT」も一緒に借りているのでこのあと読む予定。どうでもいいけどこの作者の作品のタイトルほとんど英語なんだけどこだわりがあるのかな。
デビュー作を中心にした短編集。ミステリー作品なのかなと思ってたら、そうでない作品もあって変に深読みしてしまって逆に楽しめなかったところも。最近ミステリ作品ばかり読んでるのが悪いんだけど。そろそろ通常の小説も読みたいけど、まだ借りてる作品がミステリばかり...。
内容については可も不可もなくというかデビュー作だなという感じ。タイトル通り登場人物のいずれも、何かしら「喪失」を抱えている。完全にミステリだと思って読むと物足りないかもしれないけど、ミステリテイストのある小説として読めば結構面白い。人や世代によっては琴線に触れるところもあるかと。個人的には「MOMENT」を読むための準備が出来た感じ。短編集ってあんまり好きじゃないんだけど、作者把握としては一番手っ取り早い。最初の短編の登場人物の一人が某魔法少女の赤い方と同姓同名(漢字は違う)だったことが一番面白かったかな(笑)